前半の「北野天神御伝」が、孫である菅原在躬が著者という説もある、
現存最古の道真の伝記。
江戸時代に加賀藩主前田綱紀(つなのり)が鎌倉で発見したものです。
道真が投壷(とうこ)を得意とした、なんて珍しいエピソードも。
(写真提供:九州国立博物館)
今回の展示の趣旨は、ここに道真の遺言が記載されていることでしょう。
「異郷で死んだ者は遺骨を故郷に返す習わしだが、
自分は思うところがあるから、それは希望しない……」
と、先祖代々の墓所がある吉祥院(きっしょういん)(京都市南区)
地域への埋葬を拒否したからこそ、今の太宰府天満宮があるのです。
社殿は道真のお墓の上に建っていますからね〜。
非常に貴重なものなんですが、
図録の写真はなぜか正室・島田宣来子(しまだののぶきこ)の叙位の
記事あたり(55歳時点)で終わっており、肝腎の部分がありません。
悲しいかな、現物限りです。
なお、会期後半は綱紀書写バージョンに変わります。
こちらは図録にも完全収録されています。
福岡の旅、お疲れ様でした。( ^^) _旦~~
特別展を心待ちにしていた福岡県民の
ひとりとして、初日速報を楽しく
読ませていただきました。o(^-^)o
早々のレポートUPをありがとうございます。
観世音寺の鐘の音は数年前に開催された
道真展のように、録音したものを
聴かせていただきたいものですね。
(゜_゜)(。_。)(゜_゜)(。_。) ウンウン
今後も更新を楽しみにしております。
私も近いうちに九博に行く予定です♪